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昨年1月から始まり、夏からほぼ完全にストップした北朝鮮の貿易だが、再開の動きが各地で観測されている。

最大の貿易都市、新義州(シニジュ)郊外の義州(ウィジュ)、首都・平壌の海の玄関口の南浦(ナムポ)、中国とロシアの両国に接する東海岸の羅先(ラソン)で、輸入品の検査、消毒を行う防疫施設が建設されていると伝えられている中、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、平壌市内にも防疫施設が完成したと、鉄道部門の幹部の話を引用して報じた。

(参考記事:北朝鮮の貿易都市近隣に大規模検疫施設、コロナ後に向けた動きか

この幹部によると、施設ができたのは平壌市内北部の平義(ピョンウィ)線の西浦(ソポ)駅と、市内南部の平釜(ピョンブ)線の力浦(リョクポ)駅に隣接した国際貨物列車駅だ。

中国から貨物列車で運ばれてきたすべての貨物を取り扱うこの駅に今月2日、新型コロナウイルス防疫のための大型機器が設置された。貨物を積載したままで消毒が行える中国製の装置だ。設置が完了し、3日までに最終点検も終え、遠からず中朝貿易が再開されるとの期待が高まっているとのことだ。

コロナ鎖国以降、運行を中止していた国際貨物列車だが、両駅に防疫施設を急いで建設せというる中央党(朝鮮労働党中央委員会)の指示が先月、鉄道省を通じて伝えられ、工事が始まった。

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当初は、力浦駅にのみ設備を設置せよとの指示だったが、処理スピードを高めるために、西浦駅への設置も指示された。規模の大きい西浦駅と異なり、力浦駅は線路が4本だけの小さな駅で、ここだけでは処理しきれないと考えたのだろう。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の鉄道部門の幹部も、鉄道省に務める友人から、平壌郊外の駅に防疫施設が完成したとの話を聞いたとしつつも、地方の清津(チョンジン)鉄道管理局管内には、同様の指示は下されていないと述べた。

平壌だけを優先する当局のやり方に対してこの幹部は「コロナ特級非常防疫体系を宣言し、国境を封鎖している当局が、生活の苦しい地方の住民を無視して、平壌にだけ輸入物資を送り込むとしたら、地方の住民の強い反発にぶち当たるだろう」と述べた。

(参考記事:北朝鮮の特別配給「平壌市民は豪華食品、地方はジャガイモ」