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新型コロナウイルスの国内発生を一切認めていない北朝鮮だが、感染が疑われて隔離される例は相次いでいる。

デイリーNKの内部情報筋によると、昨年11月の時点で、コロナ感染の疑いで隔離された民間人は累計8万1000人、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の隔離施設収容者は5万4620人に達している。また、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の幹部は今月、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に、道内だけで感染の疑われる患者が1万3000人に達したと明らかにした。

(参考記事:北朝鮮・咸鏡北道で1万3000人がコロナ感染の疑い

WHOの報告書によると、北朝鮮は国内15ヶ所の実験室で、昨年12月31日までに1万3259人、2万6244件の検査を行なったとされている。これ以降の数字は発表されていなかったが、WHO平壌所長のエドウィン・サルバドール氏が、RFAの取材に、最新の数値を明らかにした。

同氏は、北朝鮮の保健省から検査の回数と結果について毎週報告を受けているとして、3月11日から18日の間に1506件の検査が行われたが、感染者はいなかったと述べた。ただ、保健省の提供する情報の形式が変わり、隔離された人の数は公開されなくなったと付け加えた。

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サルバドール氏によると、週あたりの検査対象者数、件数が最も多かったのは今年1月1日から7日の792人、1584件で、最も少なかったのが2月12日から18日の747人と1494件で、すべての週で700人台となっている。2月25日までの累計は1万9416人、3万8558件だ。

ただ、検査がどのような形で行われたのかは詳らかにされていない。

一方でサルバドール氏は、北朝鮮国内での感染予防対策、新型コロナウイルスに関する広報は行われているものの、医薬品、検査試薬などWHO標準の物品が中国で足止めされいると明らかにした。

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その中には昨年11月に中国・丹東の北朝鮮領事館に届いたPCR検査装置、ドバイの倉庫に留め置かれている医療用酸素濃縮器、酸素飽和度測定器、人工呼吸器などが含まれており、北朝鮮の国境が開放され次第、輸送するとのことだ。

コロナ対策として国境を封鎖し、貿易を停止するという措置が、コロナ対策をむしろ妨げているということだ。

ただ、中朝貿易の7割が通過すると言われている新義州(シニジュ)税関に、保温消毒倉庫が完成。稼働前の最初の検査では不合格になったが、補完措置を行って合格承認を得たと、韓国貿易協会が報告書で明らかにしている。現地では3月末までに施設が稼働し、貿易が再開すると見られていると、RFAは伝えている。

(参考記事:北朝鮮の輸入品消毒施設が完成間近、貿易を一部再開か

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