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北朝鮮の金正恩党委員長は、軍の冬季訓練が来月1日から始まるのを控え、弾道ミサイルやロケット砲を扱う戦略軍中心の戦争準備を骨子とした訓練命令を全軍に発令したもようだ。

北朝鮮軍内部にいる韓国デイリーNKの情報筋が24日までに伝えたところでは、「朝鮮人民軍・戦略軍・社会安全軍・民防衛軍2021年作戦及び戦闘政治訓練の課業について」と題した武力総司令官(金正恩氏)名義の命令が17日、全軍に伝えられ、各部隊の作戦部は即時、命令文浸透会議を実施したという。

訓練命令は期間、対象、内容など14のパートからなり、序文では「核武装国」としての地位を強調しながら「全軍が米帝の武力挑発から国家と人民の安寧を守るためには、現代戦に通じた戦士として準備しなければならない」としている。

情報筋によれば「戦略軍とロケット砲区分隊の訓練期間を9カ月と定めた点が以前と異なっている。昨年の命令では戦略軍の訓練期間は7カ月になっており、ロケット砲部隊は砲兵の訓練執行計画に含まれ、別途の言及はなかった」という。この間に配備が進んだと見られる新型ロケット砲部隊の訓練を集中的に行う可能性がある。

(参考記事:北朝鮮軍、新型ロケット砲の実戦配備進める…2個大隊を新設

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また別の情報筋は「戦略兵器を中心として、3つの主敵(米国、日本、韓国)と共和国に反対する帝国主義侵略勢力の挑発を阻止し、自衛的戦争抑止力を築くことが新たな訓練命令の核心」だと説明した。