北朝鮮国営の朝鮮中央通信は7日、日本の防衛省の次期戦闘機開発事業を非難する論評を配信した。
防衛省は10月30日、次期戦闘機(F-X)の今年度事業に関して三菱重工と契約を締結し、開発を着実に進める意向を明らかにした。
こうした動きに対して同通信は、「武力の近代化を進めて対朝鮮再侵略で海外膨張の序幕を開こうとする危険極まりない軍事的妄動である」と述べた。
また、「歴史的に、日本は侵略と戦争、略奪を唯一の生存方式としてきた犯罪国家である」とし、「長期間、執拗に推進された軍事大国化策動によってこんにち、日本の軍事力はすでに本土防御水準をしのぐ完全な攻撃武力としてのはっきりした質的・量的変化を遂げた」と主張した。
そのうえで、「『侵略されないだけの攻撃力を備えるのがすなわち防衛力』と言うサムライ後えいの白昼強盗さながらの論理は、絶対に通じない」と非難した。