北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会第7期第13回政治局会議が7日に行われ、金正恩党委員長の司会の下、化学工業の強化など民生分野の課題について集中的に討議。また、先月の党中央軍事委員会第7期第4回拡大会議で昇格した軍将官らを党中央委員に選出するなどの人事を行った。
会議では第1議案として化学工業の強化が討議され、金正恩氏は「化学工業は工業の基礎であり、人民経済の主要攻略部門であると重ねて強調し、朝鮮労働党が化学工業を金属工業と共に自立経済の二本の柱にし、第7回党大会でわが国の実情と世界的趨勢に合わせてC1化学工業を創設することに関する方針を提示した後、その活動を本格化してきたことについて述べた」という。
さらに「化学工業部門で何よりも肥料生産能力を増やすための活動を最優先的な問題と見なして対し、この活動を強く推し進めることについてと、われわれの原料に依拠したカリ肥料工業を創設する上で提起される科学技術上の問題を早急に解決することについて特別に強調した」という。
会議では第2の議案として首都市民の生活保障問題が討議され、金正恩氏は「住宅建設をはじめとする人民の生活保障に関する国家的な対策」を講じるよう強調。
上記2つの議案に対する決定書が採択された。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面会議ではまた、党規約が一部修正されたほか、平壌市党委員長の金栄歓(キム・ヨンファン)氏を党中央委員会政治局委員候補に選出。さらに、先の党中央軍事委拡大会議で上将に昇格したクォン・テヨン、クォン・ヨンジンの両氏ら複数の幹部を党中央委員に選出するなどの人事を行った。