北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、日本の自衛隊が「宇宙作戦隊」を創設したことを非難する論説を配信した。
日本の防衛省は5月18日、航空自衛隊に初の宇宙領域の専門部隊となる「宇宙作戦隊」を発足させた。日本が打ち上げた人工衛星を守るため、宇宙ごみ(スペースデブリ)や不審な人工衛星を監視する。
論評はこうした動きに対して、「日本反動層の全ての軍事的行為、特に宇宙分野での動きの一つ一つが不純な目的の下に陰険な方法で行われてきたことは秘密ではない」と指摘した。
また、日本政府が1969年から、宇宙を軍事的目的に利用するため技術開発を進めてきたとし、「日本の反動層の中からは宇宙でも集団的自衛権の行使が可能であるという好戦的な妄言が公然と吐き出されている」と述べた。
そのうえで、「人類の生存と青い惑星の安全を重大に脅かす最も危険で早急に除去されるべきごみは他ならぬ日本である。世界は、神聖な宇宙空間まで戦争の活躍舞台にしようとする戦犯国の策動を絶対に許さない」と強調した。