『いいことをする運動』は、青少年を対象に進められる労働力動員運動だ。『子供計画運動』と名付けられた奉仕活動について韓国の大学に通う20代の脱北者チェ・ミヨンさん(仮名)は、次のように述べた。
「学校では、子供活動としてクローバーを集めたり、ぼろ切れ、くず鉄などを提出させられた。軍人の冬服用に学校でウサギを育て、このウサギを食べさせるためにクローバーを集める」
いまでは「トウモロコシ栄養団地は学生団地」と言われるほど、子どもの労働力が投入されている現実がある。
ノルマが達成できなければ現金で穴埋め
そして、労働力として動員させられるだけでなく、学校では様々な名目の納付金の徴収を要求され「学業放棄にもつながっている」とある脱北者は語る。