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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日、米軍基地の移設問題を巡り沖縄県民の日本政府に対する抗議が強まっていることに言及し、「日本の未来は絶望的」とする論評を配信した。

防衛省は4月21日、米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立て海域東側にある軟弱地盤の改良工事のため、公有水面埋立法に基づく設計変更を県に申請した。これを巡っては、移設に反対の立場を取る県に事前連絡がなく、新型コロナウイルス対策で県職員の出勤が半減していたタイミングでの申請だったことで反発が起きている。

これについて論評は「日本の反動層は人民がなめる不幸と苦痛はものともせず、沖縄をはじめ列島全体を侵略の前哨基地に掌握しようとする宗主(米国)の覇権主義的策動に積極的に同調している」などと非難。

さらに、「隷属と敗戦は日本が自ら招いた運命である。哀れな属国の未来が実に絶望的である」などと主張している。