北朝鮮の金正恩党委員長が20日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)西部前線大連合部隊の砲撃対抗競技を指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮軍の金秀吉(キム・スギル)総政治局長、朴正天(パク・チョンチョン)総参謀長や、各西部前線大連合部隊長、その他の軍の指揮メンバーが対抗競技に訪れた金正恩氏を迎えた。
今回の砲撃対抗競技は「全般の各部隊を覚醒させるとともに、砲兵訓練の全ての形式と内容、方法を抜本的に改善して平時の訓練を戦争に徹底的に対処できる実用的な実戦訓練に確固と転換させる」ことを目的に行われたと同通信は説明した。
同通信は、砲撃について「即時殲滅の砲口が火を吐き、標的の島の上空からは火花、鋼鉄のひょうが降り注がれた」と伝えた。
金正恩氏は、第3軍団が驚くべき砲撃術を見せたとして「大隊の驚くべき戦闘力に敬服する。たいへん満足で特別感謝を与える。金正恩.2020.3.20」との祝賀親筆を記した。