北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日、日本の自由民主党が航空自衛隊に「宇宙作戦隊」を新設する防衛省設置法改正案を了承したことを非難する論評を配信した。
宇宙作戦隊は2020年度中に発足され、人工衛星などによる宇宙監視や、宇宙ごみ(スペースデブリ)と衛星の衝突回避や、他国の衛星からの攻撃に対する防御策などを研究するという
論評は、「日本の宇宙関連の動きは、軍事大国化に直結している」とし、「日本は朝鮮をはじめとする全世界を偵察衛星を通じて四六時中監視できるシステムを構築した状態にあり、ロケット技術も相当の水準にある」と指摘した。
また、「防衛省設置法改正案による日本軍国主義者の攻撃手段の開発とその配備が今後、この青い惑星にどんな危険事態をもたらすかは火を見るより明らかである」と強調した。
そのうえで、「日本は、平和を念願する人類の志向に逆行して理性を失って軍事大国化の道へヒステリックに疾走していては滅亡のどん底に押し込まれるということを銘記して無分別にのさばってはならない」と主張した。