そこは深さが10m以上だった。苦しい労働に疲れていたが、金の採掘で出来たくぼみに落ちてしまった。その近辺で金を採っていた人たちも水に落ちた人を探しはじめるが、見つけるのは容易ではない。
水深が非常に深く水の流れもあり、落ちた人を探せなかった。結局、保安機関と軍隊が2日ぶりに死体を探し出し翌日に葬儀を行った。
突然の事故で夫を失った女性は9才の息子と一緒に夫を奪ったその川で、また金を採りはじめる。深刻な食糧難を象徴するような現実に住民は胸を痛めたという。
夫を土葬した翌日、食べるために決して来たくはないだろう場所で、生きるために働く女性を見て人々は同情したが、女性は平静を装っていた。