彼らとは違い軍や役人の保証がなく、十分な機器もない大部分の人々は昔ながらの手で金を掘った。彼らの願いは「どうか今日だけは追い払われずに金を掘れたらいい」と思うことだ。
彼らの一日の日課は、金脈で鉱石を採掘し、水辺で洗って採取し、これを売ったカネで食べ物を買うことだ。
朝食が済めば作業服を着て、ハンマー、ヤスリ、たらい、丈夫な麻袋(ほとんどが青色で『大韓民国』と書かれた麻袋)とバケツ、電池、蝋燭、シャベル、綱、ざる(金を取れるように木で仕切りを作って使用)などの作業道具を持って穴に入っていく。
ひとまず鉱石採取をした後は、バケツに引き上げた鉱石を川岸に持って行き水で注ぎ石と土は出す。さらに重石と『金』を分けてべつべつにすれば作業は完成だ。