両江道恵山市ノクボン山の側に位置するある村は、24世帯ほどが生活している。2004年にサムヴュ電所ができてからは、学校をはじめとする公共施設やセーフティネットが全て無くなった。
しかし、なぜかこの村に人々があふれている。この村で金が出るという奄?キきつけ、全国各地から金を掘るために人々が集まり、住宅地だけでなく山の谷間に掘っ立て小屋が多く作られた。
犯罪を犯して逃げた人、障害者、商売に失敗した人、主婦、会社員、大学生、農民、9才以上の子供たち、ホームレス、軍と役人など階層は違えど老若男女が金を掘るためにこの村に集まったのだ。
ただ、軍と役人達(主に土地を管轄する)は穴に入らず、与えられた権限を利用して『実績』を取りまとめる。