北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は2日、英仏独が北朝鮮の相次ぐ飛翔体発射を受けて国連安全保障理事会の非公開会合を開くなどしたことを非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
国連安保理の常任理事国である英仏独3カ国は1日、非公開会合を開き、弾道ミサイル技術を用いた発射は安保理決議違反に当たるとして、北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射などを非難する共同声明を発表した。
談話はこれに対し、「国連が自分の好みに合わせて不法非道に作り上げた国連安保理の対朝鮮『決議』を一度も認めたこともなく、今後も認めない」と反発した。
また、「いかなる発射体であれ地球の重力によって直線ではなく、弾道曲線を描くのは至極、自明の理である」としながら、「安保理が発射体の射程を問題視したのでもなく、弾道技術を利用した発射それ自体を問題視しようとするのは結局、われわれに自衛権を完全に放棄しろというのと同様である」と強調した。
(参考記事:日本の「軍事大国化」に震える韓国と北朝鮮)
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