北朝鮮の金正恩党委員長は2日、新型の「大口径操縦ロケット砲」の試射を視察した。朝鮮中央通信が伝えた。韓国軍合同参謀本部によれば、北朝鮮は同日早朝に東海岸の咸鏡南道(ハムギョンナムド)永興(ヨンフン)付近から東側の海上に飛翔体2発を発射しており、試射はこれを指すと見られる。
金正恩氏は先月31日にも同ロケット砲の試射を視察している。
同通信によれば、試射は「大口径操縦ロケット弾の高度抑制飛行性能と軌道操縦能力および目標命中性を検閲する目的」で行われ、「試射を通じて、目的とした操縦ロケット弾の高度抑制水平飛行性能と軌道変則能力、目標命中性、戦闘部爆発威力が満足できるように確定された」という。
金正恩氏は「わが党が構想し、それほど願っていたもう一つのチュチェ兵器が生れたと試射結果に大満足」したという。
金正恩氏には李炳哲(リ・ビョンチョル)、劉進(ユ・ジン)、金正植(キム・ジョンシク)の各氏ら朝鮮労働党中央委員会の幹部と張昌河(チャン・チャンハ)、全日好(チョン・イルホ)の両氏をはじめとする国防科学部門の指導幹部が同行した。