北朝鮮の金正恩党委員長は12日、韓国の金大中元大統領の妻・李姫鎬(イ・ヒホ)さんが10日に死去したことを受けて、遺族に弔意文と弔花を送った。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が同日、板門店で鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長、徐虎(ソ・ホ)統一省次官、朴智元(パク・チウォン)金大中平和センター副理事長らに伝達した。
金正恩氏は弔意文で「深甚なる哀悼と慰めの意を表する」とし、「李姫鎬女史が金大中元大統領と共にあらゆる苦難と風波をなめて民族の和解と団結、国の平和と統一のために傾けた献身と努力は、自主統一と平和・繁栄の道へ前進している現北南関係の流れに貴重な礎になっており、全同胞はそれについて永遠に忘れないであろう」と述べている。