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リビアの反政府デモ隊に対する軍部の武力鎮圧で21日現在まで300人余りが死亡(AP通信推定)という情報が流れるなか、リビアのデモが集団流血の事態になっている。軍部隊の強硬な武力鎮圧は一週間目だが、今回のデモはトリポリ、ベンガジ、ミスラタなどの中小都市にも広がる様相だ。

リビアの民主化デモを行っている住民が伝えるリビア軍の鎮圧姿勢はエジプト軍部隊が見せた姿勢とは違う。エジプトの革命過程で軍は反政府デモ隊に対する武力鎮圧は行わないという声明を発普B政府側のデモ隊からは、これを保護する役割まで進められた。

しかし、リビア軍はデモの早期鎮圧のために集団虐殺のような強硬鎮圧をやめる様子は見えない。

前日、リビア第二の都市ベンガジでデモ隊の鎮圧を目撃したある聖職者は英国の『デイリーメール』に「軍の特殊部隊が容赦なくデモを鎮圧している。自動車に乗って逃げるデモ参加者の2人を戦車が轢いたりして滅茶苦茶になる場面を目撃した」と話す。