一方、40年を越える独裁に対して拒否感が強く、一部では武装蜂起の兆しまで見せ、デモが今後も広がるという見方もある。20日には、流血事態を目撃してアラブ連邦駐在リビア大使職を辞任したエル・ホニは「カダフィは国民の信頼を失ったので（彼の権力は）一日二日も残っていなかった」と話したとエジプト国営通信が伝えた。

中東専門家の韓国外国語大ソ・ジョンミン教授は「カダフィ政権と軍部がデモを一時的に統制することは可能だ。しかし、42年の長期独裁によって正統性が脆弱になり、アラブ民主化の成功に対する住民たちの自信が広がっている状況だから、多少時間がかかるかもしれないが崩れる意外にない体制だ」と話した。

教授は「リビアは国家体制が北朝鮮と似ている点が多く、革命が成功すればシリアや北朝鮮と同じような国家にも影響を及ぼすと見られる」と話した。