北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)第1外務次官は4月30日、米国は年末までに、非核化を巡り「勇断」を下すべきだと改めて要求した。朝鮮中央通信の質問に答えた。
金正恩党委員長は先月開催された最高人民会議での施政演説で、「一方的に自分の要求だけを押し付けようとするアメリカ式対話法は体質的に合わず、興味もない」として、非核化を進展させるには米国が制裁を緩和することが必要であるとの考えを示し、その期限を今年末に定めていた。
崔善姫氏はまた、ポンペオ米国務長官が24日のCBS放送のインタビューで、制裁で非核化を達成できなければ軍事行動も辞さないとする趣旨の発言をしたと指摘。「それは米国だけの特権ではなく、決心さえすればわれわれの選択にもなりうる」としながら、年末までに態度を変えなければ「米国は実に願わない結果を見ることになる」と警告した。