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金正恩委員長は、民族最大の悲願である祖国統一のためのわれわれの歴史的闘争はこんにち、新たな局面を迎えていると指摘した。

また、昨年、われわれが3回にわたって歴史的な北南首脳の対面と会談を行い、北南宣言を採択して北南関係に劇的な転換をもたらしたのは、刻一刻戦争の入り口に近寄る重大な情勢を転換させて祖国統一のための新しい旅程の出発を宣言したたいへん意味の大きい出来事であったと述べた。

今、全民族は歴史的な板門店(パンムンジョム)宣言と9月平壌(ピョンヤン)共同宣言が徹底的に履行されて朝鮮半島の平和的雰囲気が持続的につながり、北南関係が絶え間なく改善されていくことを切々と願っている。

しかし、南朝鮮の保守勢力は民族の志向と国際社会の一様な期待にあまりにも不実な言動で応えており、北南関係を板門店宣言発表以前の時期に逆戻りさせようとやっきになっている。

米国は、南朝鮮当局に「速度調節」を露骨に強迫しており、北南合意の履行を自分らの対朝鮮制裁・圧迫政策に服従させようと各方面から策動している。

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これによって、われわれの前には朝鮮半島の緊張を緩和して北南関係改善の雰囲気を引き続きつないでいくか、でなければ戦争の危険が濃くなる中で破局へ突っ走っていた過去へ逆戻りするかという重大な情勢が生じている。

すでに明らかにしたように、南朝鮮当局と手を取り合って北南関係を持続的かつ強固な和解・協力関係に転換させ、全同胞が一様に願っている通りに平和で共同繁栄する新しい民族史を記していくというのは、私の確固不動の決心であることを再度明白にしておく。

忌まわしい現事態を収拾し、北と南が難しくもたらした関係改善の良い雰囲気を高調させ、それが平和と統一の意味ある実に結ぶようにするには、自主精神を濁らせる事大的根性と民族共通の利益を侵害する外部勢力依存政策に終止符を打ち、全てを北南関係の改善に服従させなければならない。

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私は、南朝鮮当局が心から北南関係の改善と平和と統一を願うなら、板門店対面と9月平壌対面の時の初心に戻って北南宣言の誠実な履行で民族に対して担っている自分の責任を果たさなければならないと思う。

南朝鮮当局は、すう勢を見てためらったり、騒がしい行脚を催促しておせっかいな「仲裁者」「促進者」の振る舞いをするのではなく、民族の一員として気を確かに持って自分が言うべきことは堂々と言いながら、民族の利益を擁護する当事者にならなければならない。