北朝鮮国営の朝鮮中央通信は2日、侵略の過去清算に取り組むドイツと日本の姿勢を比較し、「(日本は)恥を知るべき」とする論評を配信した。
論評は、「ドイツは戦争が終わった後、合わせて約640億ユーロ(約8兆円)の戦争賠償金を支払った。(中略)この過程に、ドイツの国際的イメージは著しく改善され、国際社会で発言権も高まっている」と指摘。
(参考記事:「日本軍が慰安婦を虐殺した映像ある」北朝鮮メディア報道)続けて「それとは反対に、日本は自国の過去犯罪行為を全面否定する道に進んだ」としながら、「図々しくも世界の平和と安全保障を使命とする国連安保理常任理事国のポストまで欲しがっているのだから、国際社会が驚愕を表すのは当然なことである」と主張。
「過去の犯罪を恥と感じられないなら、いつになっても国際社会の信頼を受けることはできない」と強調した。