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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、前日に合意に至らないまま終了したベトナム・ハノイでの米朝首脳会談について「朝鮮半島と地域、世界の平和と安全に貢献する意味ある契機」となったと伝えた。

合意に失敗したことには言及していない。また、トランプ米大統領に対する従来の肯定的な評価を維持し、今後の対話継続への期待をうかがわせる内容となっている。

同通信は「朝米最高首脳たちは単独会談と全員会談で、シンガポール共同声明を履行するための歴史的な道程で刮目(かつもく)に値する前進が遂げられたことについて高く評価し、これに基づいて朝米関係改善の新しい時代を開いていくうえで提起される実践的な問題について建設的で虚心坦懐な意見交換を行った」とした。

さらに両首脳が「ハノイでの対面が相互に対する尊重と信頼をいっそう厚くし、両国の関係を新たな段階に跳躍させられる重要な契機になったと評価」し、「ハノイ首脳会談で論議された問題解決のための生産的な対話を引き続きつないでいくことにした」としている。

また金正恩党委員長は、「トランプ大統領が遠い道を行き来しながら今回の対面と会談の成果のために積極的な努力を傾けたことに謝意」を表したという。