北朝鮮の金正恩党委員長は8日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の創立71周年に際して人民武力省を訪問。軍の「最精鋭化」を進めるべきなどとする演説を行った。朝鮮中央通信が伝えた。同通信の報道によれば、金正恩氏は演説で核兵器に言及していない。
(参考記事:金正恩氏の「ポンコツ軍隊」は世界で3番目に弱い)金正恩氏は軍の指揮官らを前に演説し、「全軍に党の唯一的軍指揮体系を徹底的に確立」すべきだと強調。「政治・思想強兵化、道徳強兵化を二つの柱として思想活動を攻勢的に、多角的に、立体的に展開していくことによって、全軍を党と血脈が通じて思想と志、運命を共にする思想的純潔体、運命共同体にしなければならない」と指示した。
また、「人民軍の最精鋭化は革命武力の建設においてわが党の一貫した方針である」と表明。「思想革命、訓練革命、武装装備の現代化、軍紀確立に朝鮮革命武力の最精鋭化をさらに早める根本秘訣がある」と強調した。