北朝鮮の内閣などの機関紙・民主朝鮮は24日、日本の軍備増強が「地域の平和を脅かしている」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備推進や、F-35ステルス戦闘機の増強など、日本の防衛施策について言及。「問題は日本の尋常でない軍事的動きが誰それの『脅威』に対処するという美名の下に行われていることである」と指摘した。
(参考記事:「世界は日本を警戒すべき」…北朝鮮が「いずも」空母化に猛反発する理由)また、「朝鮮の平和愛好的な努力について『微笑外交』によそ目を使ってはならない、『時間稼ぎ』をしているとひねくれた言葉を並べ立てたあげく、朝鮮のミサイルが他国も射程に入れていると強弁を張り、最大限の圧力を加えると口角泡を飛ばしてのさばってきたのが日本である」と主張。
続けて「このような中で、日本は軍事演習を行う、新型武装装備の開発と配備に拍車をかける、軍事費を大幅に増やすと、何か大きなことでも起きたかのように騒ぎ立てた」としながら、「結局、誰それの『脅威』についてけん伝する日本が実際に地域の平和を脅かしている」などと述べた。