同氏は「250ウォンを払いたくがないために、走っている人もよく見かける。この頃は保安員が携帯電話で連絡を取って商人を追い立てるので逃げきるのが難しくなった」と話した。
保安員と取り締まり員の要求はさらにエスカレートする。場所代の他にも保安署長と幹部に肉と酒を定期的に上納するように要求する。このような上納が行われない場合、商売を禁止させ商品を押収し、罰金を2〜3万ウォンを払わせるという。
同氏は常設市場でもこのようなことがあると話した。「常設市場では検閲という名目で責任部長が必要な物を徴収し、幹部らも自分たちが普段から目を付けていた物を適当に回収していく」と話した。
また、最近の北朝鮮の市場では屋台が軒を並べている姿が目に付くのだが、保安員はここでカネも出さずに酒と食べ物を飲むという。屋台は夜の11時まで商売をする。