北朝鮮の内閣などの機関紙・民主朝鮮は15日、すでに中止された航空自衛隊の訓練に言及しながら、「日本が海外侵略のため軍事力を強化している」と非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

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北朝鮮ではインターネットなどを通じた海外ニュースの閲覧が厳しく制限されているが、主要メディアの記事執筆に必要な情報までもが、例外とされていない様子がうかがえる。

論評は、8月26日に離島奪還を想定して行われた、陸上自衛隊による国内最大の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」や、空自が計画していたオーストラリア空軍との初の国内共同訓練「武士道ガーディアン18」に言及。「これらの訓練だけを見ても日本が軍事訓練の規模と範囲を大々的に拡大しており、ひいては軍事力の全面的強化に拍車をかけていることが分かる」と主張した。

だが、当初今月5~30日に北海道や青森県周辺空域で予定されていた「武士道ガーディアン18」は、空自が北海道胆振東部地震での救出・救命活動を優先させるため、7日までに中止が発表されている。