北朝鮮の朝鮮人強制連行被害者・遺族協会のスポークスマンは1日、1923年の関東大震災から95年となるのに際して談話を発表し、当時行われた朝鮮人虐殺に対する真相解明と謝罪、賠償を日本政府に求めた。朝鮮中央通信が伝えた。
(参考記事:北朝鮮、熊本地震で流れた「ヘイトデマ」を厳しく非難)談話は、「関東地方で発生した大震災を朝鮮人弾圧の好機とした日帝は、軍隊と警察、ごろつきを駆り出して10余日間だけでもおおよそ2万3000人余りの無辜(むこ)の朝鮮人を無残に虐殺した」と主張。
さらに、日本帝国主義は「天災による民心の不安と反人民的悪政に対する社会的不満の矛先をよそにそらすために無辜の他民族をいけにえにし、獣も顔を赤らめる極悪な手口で人間屠殺蛮行を働いた」としつつ、日本当局に対し真相解明と徹底的な謝罪、賠償を求めた。