北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10日、李容浩(リ・ヨンホ)外相が7~9日にイランを公式訪問し、ロウハニ大統領と面談。ラリジャニ国会議長を表敬訪問し、ザリフ外相と会談を行ったと伝えた。
(参考記事:「北朝鮮のミサイルにイランの技術」イスラエルの専門家)同通信によれば、「表敬訪問と会談で双方は、外交関係設定45周年になる今年を契機に、両国間の友好・協力関係を各分野にわたってさらに拡大し、発展させていく意志を表明した」という。
韓国の聯合ニュースがイラン大統領府の発表として伝えたところでは、ロウハニ氏は李容浩氏との会談で、米国がイラン核合意離脱に伴い対イラン制裁の一部を再発動したことに言及。「米国は現在、自らの義務と約束を守らず、信頼できない国と国際社会で認識されている。それは米政府が最近数年間に見せてきた言動のためだ」と強調とされるが、朝鮮中央通信はこうした内容に触れていない。