北朝鮮の内閣などの機関紙・民主朝鮮は8日、韓国軍が「外部勢力の力を借りて同族を圧殺」しようと企んでいると非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

米韓は7月25、26の両日、ソウルで統合国防対話を行い、対話による北朝鮮との緊張緩和を進めながらも強力な連合防衛態勢を維持していくとの認識で一致した。また、韓国国防省同27日に文在寅大統領が主宰した全軍主要指揮官会議で、北朝鮮の脅威に対応する「韓国型3軸体系」の戦略化を計画通り進めると発表した。

3軸体系とは北朝鮮のミサイル発射の兆候を捉え先制破壊する「キルチェーン」、発射されたミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」、北朝鮮からの攻撃を受け指導部などに報復攻撃を行う「大量反撃報復(KMPR)」を指す。

論評はこうした動きに対し、「大勢に逆行する軍事的妄動が朝鮮半島の緊張緩和の雰囲気を害し、しまいには取り返しのつかない重大な結果を招くということを銘記し、むやみに軽挙妄動してはならない」と警告した。

同通信の報道全文は次のとおり。

「民主朝鮮」紙 同族圧殺を狙った南朝鮮軍部の危険極まりない悪巧みを糾弾

【平壌8月8日発朝鮮中央通信】先日、南朝鮮軍部が第14回南朝鮮・米国「統合国防協議体」会議なるもので、朝鮮にかこつけて「連合防衛態勢」と「対北制裁」、南朝鮮占領米軍兵力をそのまま維持することを謀議した。

そうかとすれば、「全軍主要指揮官会議」でもいわゆる「3軸打撃システム」をはじめ、従来の「対北攻撃作戦計画」を含めた「国防改革2.0」を推し進めると公然とけん伝した。

8日付の「民主朝鮮」紙は署名入りの論評で、これは南朝鮮軍部の妄動自体が外部勢力の力を借りて同族を圧殺してみようとする危険極まりない悪巧みの発露であると暴いた。

同紙は、二面術策は自滅を促す愚か者の企みに過ぎず、大勢に逆らって民心を捨てる者はいつも天罰を免れなかったとし、次のように強調した。

南朝鮮軍部に忠告するが、外部勢力を後ろ盾にして同族対決と北侵戦争策動に狂奔し、悲惨な破滅の苦汁をたっぷりなめた朴槿恵「政権」の教訓を絶対に忘れてはならない。

機会は、いつもあるのではない。

南朝鮮軍部は、大勢に逆行する軍事的妄動が朝鮮半島の緊張緩和の雰囲気を害し、しまいには取り返しのつかない重大な結果を招くということを銘記し、むやみに軽挙妄動してはならない。---

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