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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は24日、金正恩党委員長が江原道(カンウォンド)にある朝鮮人民軍第122号育苗場を視察したと伝えた。視察の日時は明らかにされていない。

金正恩氏は最高指導者に就任して以来、山林の緑化事業に力を入れており、2015年と2016年にも同育苗場を視察している。しかし、緑化事業は上手く行っていないもようで、最近になり、韓国と協力することで合意した。

(参考記事:山林を破壊し肥料を輸入…北朝鮮の「限界経済」

同通信によれば、金正恩氏は「年間2000余万株の苗木を栽培できる大規模な苗木栽培拠点がもう一つ立派に立ち上がったことに喜びを禁じ得ず、江原道で膨大な工事を短期間に完工し、この1年間に育苗場の管理・運営において提起される問題に関連する対策を円滑に取ることによって苗木の栽培を安全に行える物質的・技術的土台をうち固めておいたことを高く評価した」という。

また、「豊富な山林資源は経済建設の大事な元手になるとし、道内の全ての山を黄金の山、自然原料基地に転変させるための山林復旧戦闘で兵器廠同様の育苗場を遠い後日にも遜色のない万年大計の建築物にうち建てて苗木を大々的に栽培すべきである」と述べた。

視察には朝鮮労働党中央委員会の幹部である黄炳瑞(ファン・ビョンソ)、韓光相(ハン・グァンサン)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)の各氏が同行した。