北朝鮮国営の朝鮮中央通信は18日、「日本は過去清算の勇気から持つべき」とする論評を配信した。

論評は、日本政府が北朝鮮の非核化に伴う国際原子力機関(IAEA)の活動費用を負担する方針を示していることに言及。「日本がせん越に『支援』だの、『費用負担』だのと言うのは、朝鮮半島の平和と安定を願わない内心を覆い隠そうとする笑止千万な術策にすぎない」と決めつけた。

そのうえで「日本は、敗北73年になる現在まで過去の罪過について謝罪と賠償はおろか、反省さえしていない破廉恥な国である」と非難。

続けて「日本の『費用負担用意』うんぬんは、朝鮮人民の憤怒を触発させるだけである」としながら、「日本は、無駄な『用意』うんぬんではなく、過去を清算する勇気から持つ方がよかろう」と主張した。

論評の全文は次のとおり。

日本は過去清算の勇気から持つべきだ 朝鮮中央通信社論評

【平壌7月18日発朝鮮中央通信】先日、日本外相の河野が国際原子力機関(IAEA)事務局長との会談で、日本政府が北朝鮮の核施設を査察するのに必要な初期費用を負担する用意があるだの、IAEAの活動を支援するだの、何のと言いふらした。

去る6月にも、首相安倍が北の非核化費用の負担用意について出まかせに言ったことがある。

島国の政客らしい狭量で幼稚な繰り言だと言わざるを得ない。

利をむさぼる打算を先立たせて幾ばくかの金銭で朝鮮半島問題に介入してみようとする彼らは確かに、政治家と言うよりも奸商と言う方が似つかわしい。

再三強調したように、日本は朝鮮半島問題に干渉する名分も資格もない。

現在も執ような対朝鮮敵視策動で大勢に逆らった結果、世界的指弾を受けている。

そのような日本がせん越に「支援」だの、「費用負担」だのと言うのは、朝鮮半島の平和と安定を願わない内心を覆い隠そうとする笑止千万な術策にすぎない。

お金なら万事オーケーと考える日本の低劣な考え方は、過去も現在も変わりがない。

財布をちらつかせて「国際的貢献」と「世界平和に対する寄与」をけん伝し、その裏で「自衛隊」の海外進出を進め、はては国連安保理常任理事国入りまで狙っている。

他の国・民族の血で塗られた侵略と略奪の歴史、犯罪の歴史を否定し、幾ばくかのお金を与えることで「過去を清算」したと口をぬぐう国がまさに日本である。

日本が、朴正煕逆徒と朴槿恵一味を金銭で買収してつくり上げた1965年の南朝鮮・日本「協定」と2015年の日本軍性奴隷問題の「合意」はその代表的実例である。

このような政治奸商行為が以前には通じたかも知れないが、平和と和解、国際的信頼が優先視されるこんにちにはこれ以上通じない。

日本は、敗北73年になる現在まで過去の罪過について謝罪と賠償はおろか、反省さえしていない破廉恥な国である。

日本の「費用負担用意」うんぬんは、朝鮮人民の憤怒を触発させるだけである。

日本は、無駄な「用意」うんぬんではなく、過去を清算する勇気から持つ方がよかろう。

20世紀、朝鮮に対する植民地支配とわが人民に働いた反人倫的罪悪に対して誠実に謝罪し、正しく清算すること、これが日本のやるべきことである。---

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