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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10日、日本の安倍政権が北大西洋条約機構(NATO)に政府代表部を開設したことなどに対し「海外膨張に狂った者らの無分別な妄動」であると非難する論評を配信した。

論評は、「日本はNATOとの『協力』という看板の下で欧州地域にまで『自衛隊』武力を出動させ、必要によってはNATO武力をアジアに引き込もうとする野心をより容易く実現させられるようになる」と指摘。自衛隊による事実上の空母導入などの動きも、これと関連したものであるとの認識を示した。

(参考記事:「自衛隊の攻撃力は一流になった」北朝鮮メディア

また、「過去、日帝によって苦痛と不幸を強いられたアジア諸国の人民はもちろん、第2次世界大戦の残酷な災難を忘れていない欧州諸国の人民も、ファシズムの一員であった日本の軍事大国化と地域への武力展開を決して袖手傍観しない」と主張。

続けて「米国が、第2の太平洋戦争の挑発が可能な日本の無制限な膨張を願うであろうか」としつつ、軍国主義の復活によって日本が得られるものは、「地域内の各国の強い警戒心と反発、国際的孤立だけである」と述べた。