北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は2日、米朝首脳会談を巡り、日本の安倍政権が「自分らが願わない変化が起こるのではないかといらいらしている」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、トランプ米大統領が先月24日にいったん首脳会談を中止する旨の発表をした際、安倍晋三首相が「考えてみる間もなくその場で『尊重し、支持する』『もともと北・米首脳会談を行う意味がないと思った』と歓呼の声を上げた」と指摘。また、会談開催が再び現実味を帯びるや「安倍は即時態度を変えて『積極的に歓迎する』『誰よりも会談の実現を強く期待する』と拍手を送った」と述べた。

そのうえで、日本が朝鮮半島の和解と平和に「悪らつに反対」していると決めつけ、その理由は「平和の新時代が開かれれば、(日本の)軍事大国化とアジア再侵略企図が水泡に帰する」からだと強弁した。

同通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 賢明な者は適時に生きる道を探すと日本に忠告

【平壌6月2日発朝鮮中央通信】先日、日本首相の安倍はある国際会議に参加して対北圧迫・共助を哀願していた途中、ワシントンで朝米対話を取り消すというメディアの報に接するやいなや、考えてみる間もなくその場で「尊重し、支持する」「もともと北・米首脳会談を行う意味がないと思った」と歓呼の声を上げた。

米国が一日も経たずに朝米首脳会談の開催日程は変わりがないと再び言及すると、安倍は即時態度を変えて「積極的に歓迎する」「誰よりも会談の実現を強く期待する」と拍手を送ったのである。

2日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、日本の素早い表情変化に舌打ちする前に、どんなに哀れな境遇に陥ったのならああするのだろうかという考えがまずすると指摘した。

同紙は、日本は過去の旧態の泥沼の中にはまって朝鮮半島の現実、変わった世の中を見られずにいるとし、次のように暴いた。

なぜ、日本は朝鮮半島に漂っている和解と平和の雰囲気をそれほど妬んで悪らつに反対するのか。

侵略戦争に出られる準備を全て完了した日本に残ったのは、現行憲法を修正して法的名分を立てることだけである。

このような日本の前途に和解と平和の新時代が開かれれば、軍事大国化とアジア再侵略企図が水泡に帰するのは自明の理である。

それで、朝米対話が話題にのぼった初期から安倍一味が神経を尖らせて朝鮮半島で自分らが願わない変化が起こるのではないかといらいらしているのである。

賢明な者は、適時に生きる道を探すものである。---

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