北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は5月31日、南南協力の拡大を呼びかける署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
南南協力は、開発における途上国間の協力のこと。途上国の多くが南半球にあることが語源になっている。北朝鮮は昔から、南南協力や非同盟運動の強化を主張してきた。(参考記事:「帝国主義に反対し途上国同士で協力を」北朝鮮メディア)
論説は、「発展途上国が経済的復興と民族的繁栄を成し遂げるには、古く不平等な国際経済秩序を壊し、新しくて公正な国際経済秩序を立てる道しかない」と主張。そのための最上の方策は「発展途上国が南南協力を拡大し、発展させるところにある」と述べている。