北朝鮮のジュネーブ国連事務局および国際機構駐在朝鮮常任代表は15日、ジュネーブ軍縮会議第2期会議で行った演説の中で「朝鮮半島非核化意志」を強調すると共に、「国際社会が朝鮮半島の肯定的雰囲気を鼓舞、激励することに積極的な支持を送ることを期待する」と主張した。18日、北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えた。

同通信によると代表は「朝鮮(北朝鮮)は朝鮮半島で対決の歴史に終止符を打ち、地域の安全保障と世界の平和守護に積極的に寄与しようとする確固たる意志の下、北南関係を改善して朝鮮半島情勢を劇的に転換するための措置を連続(で)取った」と語った。

さらにその一例として、第23回冬季オリンピック(平昌五輪)を契機に北南関係改善の雰囲気を作ったとし、次いで「4月には北南首脳の対面と会談が行われて『朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言』が採択された」出来事を挙げた。

その上で、このような「数か月前までも想像すらできなかった驚くべき出来事」は「朝鮮の平和守護意志、祖国統一のための大勇断がもたらした結実である」と自画自賛した。

一方で同代表は、朝鮮半島の非核化意志を「圧迫・制裁の結果」と見なし、「『最大の圧迫』を緩めない」とする国際社会の視点を取り上げた。続いてこれを「対話の雰囲気に水を差し、情勢を悪化させようとする危険な試み」と断じ、主動的に平和に向けた対話に乗り出したとする従来の北朝鮮の立場を繰り返し強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮代表がジュネーブ軍縮会議で演説

【平壌5月18日発朝鮮中央通信】ジュネーブ国連事務局および国際機構駐在朝鮮常任代表が15日、ジュネーブ軍縮会議第2期会議で演説した。

代表は演説で、今年の年頭から朝鮮半島情勢が全世界の焦眉の関心事になったと述べ、次のように言及した。

朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長である金正恩同志は今年の新年の辞で、凍結状態にある北南関係を改善し、意義深い今年を民族史に特記すべき画期的な年として輝かせなければならないと述べた。

朝鮮は、朝鮮半島で対決の歴史に終止符を打ち、地域の安全保障と世界の平和守護に積極的に寄与しようとする確固たる意志の下、北南関係を改善して朝鮮半島情勢を劇的に転換するための措置を連続取った。

第23回冬季オリンピックを契機に北南関係改善の雰囲気をつくり、4月には歴史的な北南首脳の対面と会談が行われて「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」が採択された。

数カ月前までも、想像すらできなかった驚くべき出来事が相次いで起こり、10年間凍りついていた北南関係がわずか4カ月もならない短期間に劇的に転換されて緊張緩和と信頼構築のための肯定的な雰囲気がつくられている驚異的な現実は、朝鮮の平和守護意志、祖国統一のための大勇断がもたらした結実である。

朝鮮は、朝鮮半島における先鋭な軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために積極的に努力するであろう。

去る4月、朝鮮は核実験と大陸間弾道ロケット試射を中止することを宣言したのに続いて、それを透明性あるものに保証するために5月中に核実験場を廃棄することを発表した。

核実験の中止は、世界的な核軍縮のための重要な過程であり、朝鮮は核実験の全面中止のための国際的な志向と努力に合流するであろう。

最後に代表は、板門店宣言に示されたわれわれの朝鮮半島非核化意志に関連していわゆる制裁・圧迫の結果であるかのように世論を惑わしたり、「最大の圧迫」を緩めないと言っているのはようやくもたらされた対話の雰囲気に水を差し、情勢を悪化させようとする危険な試みとしか他には見られないと強調し、国際社会が朝鮮半島の肯定的雰囲気を鼓舞、激励することに積極的な支持を送るものとの期待を表明した。---

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