ジョン・ボルトン米安全保障担当大統領補佐官は13日、ABC放送のインタビューで、北朝鮮の非核化は「永久的かつ検証可能で不可逆的な非核化」(PVID)でなければならず、それが見返りを与える条件となるとの考えを示した。

また、そのためには北朝鮮のウラン濃縮とプルトニウム再処理能力の完全な除去が必要であり、現在ある北朝鮮の核兵器は米テネシー州のオークリッジに移すとも述べた。

(参考記事:金正恩氏が再び訪中…米国「核永久廃棄」要求などをけん制か

米国は過去、北朝鮮の非核化の原則として「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を求めていたが、PVIDはそれよりも踏み込んだ概念となる。

一方、オークリッジには核開発研究機関があり、米国の求めに応じて非核化したリビアからも核物質などが搬入された。

リビアは2003年、核兵器開発計画の放棄を宣言。米国が要求した検証を受け入れた。翌年、米国はリビアに対する制裁を緩和し、連絡事務所を開設。核廃棄を完了した2006年に国交を正常化した。

しかしその後、リビアのカダフィ政権は崩壊。北朝鮮は「リビア方式」の非核化が体制を脅かす代表的な事例として捉え、頑なに拒否。段階的な非核化とそれに応じた補償の実行を求めている。