北朝鮮の最高人民会議常任委員会は、2015年8月15日から使用してきた標準時「平壌時」(世界標準時+8:30)を、今年5月5日に韓国と同じ標準時(世界標準時+9:00、日本と同じ)に戻す政令を採択した。朝鮮中央通信が報じた。

韓国のの尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は29日、27日に開かれた南北首脳会談の追加合意事項について発表する場で「金正恩党委員長がソウル標準時より30分遅い平壌標準時をソウル標準時に合わせると述べた」と明らかにしていた。

また金正恩氏は、会談場所となった板門店の平和の家の壁にかけられたソウル、平壌の時間を示す2つの時計を見て「胸が痛い」「北と南と時間から統一しよう」と提案したと、尹首席秘書官が明らかにしている。

北朝鮮は平壌時間導入にあたって「奸悪な日本帝国主義者は前代未聞の朝鮮民族抹殺政策を行い、朝鮮の標準時間まで奪った」「血にまみれた日帝の百年罪悪を清算し民族の自主権を守護する」などの理由を挙げていた。

朝鮮中央通信の記事全文は以下の通り。

朝鮮最高人民会議常任委員会が平壌時を直すことを決定

【平壌4月30日発朝鮮中央通信】朝鮮最高人民会議常任委員会は30日、政令「平壌時を直すことについて」を採択した。

政令は、次の通り。

朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会は北と南の時間を統一させるために次のように決定する。

1.平壌時を東経135度を基準子午線とする9経帯時(現在の時間より30分早い時間)に直す。

2.平壌時はチュチェ107(2018)年5月5日から適用する。

3.朝鮮民主主義人民共和国の内閣と当該機関はこの政令を執行するための実務的対策を講じる。---

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