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北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、南北対話が進展するなど朝鮮半島情勢が大きく動く中で「日本だけがいらいらして、ひねくれたことを言っている」などと非難する論評を配信した。

論評は、「世界がわれわれの核実験中止措置を、口を極めて歓迎している時に、日本の防衛相なる者が朝鮮の核実験中止措置が満足できるものではない、日本は引き続き最大限の圧迫を加えるという妄言を吐いたのが、その代表的実例である」と指摘。これは、小野寺五典防衛相が20日、記者団に「日本にとっては、中短距離の弾道ミサイルの放棄がなければ意味がない。核放棄にも触れていない。これでは不十分だ」と述べたことを指すと思われる。

論評はこれを、「朝鮮半島と地域に流れる平和的気流もまともに感じられないドンキホーテのようなほらだ」と罵倒。日本がこのような態度に出るのは「朝鮮民族と地域の人民、国際社会の志向と念願は眼中にもなく、自分らの利害打算にだけそろばんをはじいているところに問題の本質がある」と決めつけた。

(参考記事:「孤独な島国の断末魔」北朝鮮、NHKを罵倒

そのうえで、「日本は、大勢に逆行すればするほど激しい大河の流れから追い出された泡のように地域外に永遠に押し出されるということを銘記すべき」などと述べている。