北朝鮮の平壌市江東郡にある中国人民志願軍烈士墓の改修着工式が6日に行われ、都市経営省のチェ・ソンチョル次官と李進軍駐北朝鮮中国大使らが参加した。朝鮮中央通信が伝えた。中国の習近平国家主席は、先月訪中した金正恩党委員長からの要請を受け、近く訪朝する意向を示しており、烈士墓の改修はその準備である可能性がある。

烈士墓は、隣接する平安南道(ピョンアンナムド)檜倉(フェチャン)郡にかけて造成された中国人民志願軍烈士陵園と合わせ、中朝親善を象徴する施設。毛沢東元中国国家主席の長男・毛岸英氏をはじめ、朝鮮戦争で戦死した中国人将兵らが安置されている。

朝鮮戦争の休戦50周年となった2013年7月27日には、金正恩第1書記(当時)が同陵園を直接訪れて献花し、2015年7月にも花輪を贈呈していた。しかし、その後は中朝関係の冷え込みを反映し、そうした動きは伝えられていない。

同通信によれば、李大使は今回の着工式で、「伝統的な中朝親善を強化し、発展させるうえで重要な意義を持つ烈士墓の改修工事が共同の努力によって最上の水準で完工することを願う」と発言。

またチェ次官は、「中国人民志願軍烈士墓の改修工事を期日内に終えて烈士たちの偉勲が朝中両国の軍隊と人民の心の中に末永く刻まれるようにすることに寄与できるようにすると強調した」という。

このように「最上の水準で完工」「期日内に終えて」などの内容が強調されていることからも、金正恩氏と習近平氏が烈士墓を訪問する予定であることがうかがい取れる。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

中国人民志願軍烈士墓の改修着工式

【平壌4月6日発朝鮮中央通信】清明に際して、平壌市江東郡にある中国人民志願軍烈士墓の改修着工式が6日に行われた。

烈士墓には、過去の祖国解放戦争(朝鮮戦争)の時期に帝国主義連合勢力に反対して戦って戦死した中国人民志願軍烈士たちの遺骨が安置されている。

着工式には、都市経営省のチェ・ソンチョル次官、関係者、江東郡内の人々と李進軍中国大使、大使館員、複数の代表団をはじめ朝鮮に滞在中の中国の賓客が参加した。

烈士墓に、都市経営省、平壌市人民委員会と中国大使館、複数の中国代表団の名義による花輪が献じられた。

参加者は、中国人民志願軍烈士たちを追慕して黙とうした。

続いて、発言があった。

李進軍大使は、過去の朝鮮戦争の時期、中国人民志願軍が朝鮮の軍隊と人民と肩を組んで困難な闘争を繰り広げたと述べ、貴い生命と青春をささげて中朝人民の戦闘的友好を示した烈士たちの貢献を忘れないだろうと語った。

また、伝統的な中朝親善を強化し、発展させるうえで重要な意義を持つ烈士墓の改修工事が共同の努力によって最上の水準で完工することを願うと強調した。

チェ・ソンチョル次官は、過去の祖国解放戦争の時期、抗米援朝保家衛国の旗印を掲げて朝鮮人民とともに共同の敵に反対して勇敢にたたかった中国人民志願軍勇士たちの英雄的偉勲について述べた。

また、中国人民志願軍烈士墓の改修工事を期日内に終えて烈士たちの偉勲が朝中両国の軍隊と人民の心の中に末永く刻まれるようにすることに寄与できるようにすると強調した。

参加者は、着工のくわ入れを行った。---

    関連記事