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電気は国連安保理の制裁対象となっていないため、輸出するにあたって制限はない。

ちなみに、中朝国境を流れる鴨緑江には、発電能力が水豊ダムの100万キロワットに満たないが、雲峰(ウンボン)40万キロワット、渭原(ウィウォン)39万キロワット、太平湾(テピョンマン)35万キロワットの合わせて4つの水力発電所があり、いずれも生産した電気は中国と折半することになっている。これらすべての電気を中国に輸出することになれば、北朝鮮にはかなりの額の外貨が転がり込むことになる。

ただし、手抜き工事や老朽化により、実際に発電できる量は少ない可能性もじゅうぶんに考えられる。