北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は6日、同国が進める並進路線の正当性を強調する論説を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

金日成主席は1962年に国防建設と経済建設を同時に進める政策として並進路線を打ち出し、66年の朝鮮労働党大会で新たな党路線として確定した。しかし、国防費が負担となり民間経済を圧迫して失敗した。金正恩氏は2013年から核開発と経済建設を同時に進める並進路線を強調しはじめた。

論説は、昨年、朝鮮半島で懸念されていた核戦争が起きなかったのは、「暴悪の核が正義の核によって見事に制圧されたからである」と主張した。暴悪の核とは米国の核兵器で、正義の核とは北朝鮮の核兵器を指すとみられる。

また、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)と人民は「朝鮮労働党が打ち出した新たな並進路線をとらえて核抑止力を百倍、千倍に強化していく道が至極正当で、最後まで行くべき道であることをよりいっそう確信した」と述べた。

さらに、「わが共和国は、原爆、水爆とともに大陸間弾道ロケットを保有した世界的な核強国、ロケット強国の地位に上がった」とし、米国が「核戦争演習騒動に狂奔したが、強力な戦争抑止力を保有しているわが国家にあえて手出しすることはできなかった」と指摘した。

その上で、「われわれの並進路線こそ最も正当な路線であり、核戦力を非常に強化してきたわが国家の選択が至極正当であった」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。

「労働新聞」 朝鮮の戦略的決断は至極正当

【平壌1月6日発朝鮮中央通信】6日付の「労働新聞」は署名入りの論説で、昨年に国際舞台で支配主義勢力の横暴な主権侵害行為と内政干渉策動によって国際法と国際関係の基本原則が公然と無視され、諸国の自主権が蹂躙(じゅうりん)される深刻な事態が引き続き発生したことについて資料をあげて明らかにした。

同紙は、しかし、世界最大のホットスポットである朝鮮半島では世人があれほど懸念していた核戦争が起きなかったとし、それは暴悪の核が正義の核によって見事に制圧されたからであると強調した。

また、朝鮮の軍隊と人民は朝鮮労働党が打ち出した新たな並進路線をとらえて核抑止力を百倍、千倍に強化していく道が至極正当で、最後まで行くべき道であることをよりいっそう確信したとし、次のように強調した。

朝鮮半島と地域の平和を守ろうとするわが軍隊と人民の意志は、いっそう強固になった。

わが共和国は、原爆、水爆とともに大陸間弾道ロケットを保有した世界的な核強国、ロケット強国の地位に上がった。

米国が核戦争演習騒動に狂奔したが、強力な戦争抑止力を保有しているわが国家にあえて手出しすることはできなかった。

勝利はわれわれのもの、敗北は米国のものだという法則的な二つの伝統が昨年も変わることなく流れたのは、われわれの並進路線こそ最も正当な路線であり、核戦力を非常に強化してきたわが国家の選択が至極正当であったことを証明している。---

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