北朝鮮の内閣機関紙・民主朝鮮は29日、国連安全保障理事会による制裁決議に対して、「滅亡を控えた者らの笑止千万な身もだえにすぎない」と嘲笑する署名入りの論評を配信した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

国連安保理は、北朝鮮が11月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」型を発射したことを受け、同国に対する追加制裁決議第2397号を採択した。

論評は、米国が国連安保理事国を脅迫、懐柔して制裁決議第2397号をつくり上げたとし、「米国が制裁などで共和国をどうにかしてみようとあがいているが、これは滅亡を控えた者らの笑止千万な身もだえにすぎない」と嘲笑した。

また、「わが共和国は名実共にチュチェの核強国、世界的な軍事強国であり、米国の制裁・圧殺策動をいつまでもそのまま甘受しながら生きるそのような軟弱な国ではない」と強調した。

さらに、「自衛的核抑止力を保有した以上、われわれは米国の反共和国圧殺策動に断固と対処していく」と警告した。

その上で、「われわれは誰が何と言おうと、米国がどのように出ようとかまわず遠回りせず真っ直ぐに進むであろう」とし、「疾風のごとく突き進むチュチェ朝鮮の剛勇な前進を阻める力はこの世にないということを米国ははっきりと認識すべきである」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「民主朝鮮」紙 制裁などでは朝鮮の前進を阻めない

【平壌12月29日発朝鮮中央通信】米国は、国連安保理事国を脅迫、懐柔して23日、新たな対朝鮮「制裁決議」第2397号をつくり上げた。

29日付の「民主朝鮮」紙は署名入りの論評で、米国が制裁などで共和国をどうにかしてみようとあがいているが、これは滅亡を控えた者らの笑止千万な身もだえにすぎないと嘲笑(ちょうしょう)し、次のように強調した。

圧力を加えれば加えるほどさらに恐ろしく浮上するチュチェ朝鮮の闘争方式、まさにこれがわが共和国が最悪の逆境の中でも最上の成果を達成する根本秘訣である。

わが共和国は名実共にチュチェの核強国、世界的な軍事強国であり、米国の制裁・圧殺策動をいつまでもそのまま甘受しながら生きるそのような軟弱な国ではない。

国の自主権と尊厳、生存権守護のために自衛的核抑止力を保有した以上、われわれは米国の反共和国圧殺策動に断固と対処していくであろう。

並進の道がすなわち自主の道、勝利の道であることを確信したがゆえに、われわれは誰が何と言おうと、米国がどのように出ようとかまわず遠回りせず真っ直ぐに進むであろうし、われわれのこの信念は誰もくじくことはできない。

偉大な思想が指し示す道に沿って疾風のごとく突き進むチュチェ朝鮮の剛勇な前進を阻める力はこの世にないということを米国ははっきりと認識すべきである。---

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