核実験場の近隣出身者を対象に

韓国統一省は27日、核実験場がある北朝鮮北東部・咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡出身の脱北者30人に対して行った放射線被ばく検査の結果について、被ばくの可能性は残るが「断定できない」と発表した。

発表によると、染色体異常のうち安定型異常を調べる検査で検出限界を超える数値の出た2人については、放射線被ばくが原因である可能性もあるという。ただ、北朝鮮での居住環境、高齢や長期の喫煙などが影響した可能性も排除できないとしている。

時間の経過が影響か

また、30人の対象者全員に対し放射能汚染の有無を確認するための検査を実施したところ、注目すべき結果は出なかった。

ただ、30人はいずれも、北朝鮮が最初に核実験を実施した2006年10月から、2016年1月の4回目の核実験までの間に脱北している。体内の放射性物質の量は有効半減期に従って減るため、核実験による汚染があったとしても、すでに識別できなくなっている可能性もあるという。

統一省は今後、脱北時期や地域などを考慮し、別の脱北者に対しても放射線被ばく検査を推進する方針だという。

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