北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会のスポークスマンは25日、国連安保理で新たな制裁決議が23日に採択されたことを受け、今後も「国家核戦力強化の道」を進むとする声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
声明は、これまでの9回にわたる制裁決議も耐え抜いたのだから、「10回目の『制裁決議』などに驚いて躊躇すると思うなら、それより大きな誤算はない」と指摘。また、米国こそ自国の主敵であると強調しつつ、制裁決議に賛成した「周辺諸国」に対し、「隣国を犠牲にして自国の利益を満たそうとする卑劣な胸算用」を捨てるよう警告した。
そのうえで、「いかなる制裁・圧迫騒動も容赦なく粉砕し、偉大な並進の旗印を高く掲げて国家核戦力強化の道へいっそう力強く前進するわが軍隊と人民の行く手は誰にも遮られない」と主張した。