故金正日総書記が提唱した「ジャガイモ革命」が成功して、大生産地として知られるようになった北朝鮮の北部山間地域、両江道(リャンガンド)。
金正日氏は、北朝鮮が大飢饉「苦難の行軍」の真っ只中にあった1990年代後半、農業研究者をスイスとドイツに派遣して2年間、ジャガイモ栽培技術を習得させ、「ヨーロッパ式ジャガイモ農法」を1999年に両江道の協同農場に導入させた。
ところが、現地ではジャガイモの増産には成功しているものの、ヨーロッパ式は地域の事情に合っていないのか、今やほとんど活用されていないという。
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