金正恩第1書記が幹部たちに「ワイロを受け取るな」と指示したことが明らかになった。しかし、既に深く根を張り体制に絡みついた「拝金主義」を一掃することは、事実上不可能だ。
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の北朝鮮内部情報筋は、「最近、頻繁に行われている会議で最高指導者の方針が伝達され思想闘争が行われているが、中身の多くがワイロに関することだ」と語った。
会議で配布された中央が作成した資料には、幹部たちの不正行為が羅列されているが、とりわけ朝鮮労働党創立70周年記念行事に関連した不正行為が多いという。
「仕事をサボって西海閘門、妙香山(ミョヒャンサン)に観光にでかけ、昼間から酒を飲んでいたケースが数件摘発されたケースなどが挙げられている」(RFAの情報筋)