北朝鮮には、はげ山が多い。慢性的な燃料不足のため、オンドルや煮炊きに山から伐採した薪を使う。また、食料生産のために山の頂上付近まで畑にしてしまうからだ。山に木がないことで大雨が降れば土砂が流出し水害が発生した。それが90年代の大飢饉「苦難の行軍」の大きな原因の一つだ。
3月2日は、北朝鮮では「植樹節(植樹の日)」だ。金正恩氏も空軍447部隊を訪れて自ら植樹をする姿が朝鮮中央テレビでも報道された。
ところが、植樹節の実情はかなりお粗末だと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。