北部はまだ氷点下の3月になぜ植樹?

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日本の植民地統治下の朝鮮では神武天皇祭の4月3日が愛林日に指定されて植樹行事が行われていた。独立後、韓国では新羅の文武王が677年に唐を自国から追い出した旧暦2月25日を新暦に換算して4月5日を植木日にした。

北朝鮮では4月6日を植樹節に定めたが、1999年になって3月2日に変更した。1946年のこの日に金日成氏がまだ幼子だった金正日氏と金正淑夫人を連れて平壌の牡丹峰(モランボン)に登り、第二次大戦で乱伐された森を見て「山と野に木を植えることについて」の指示を出したことから由来している。

韓国気象庁によると平壌の3月の平均気温は3.5度。ところが、両江道の三池淵は氷点下7.8度、恵山も氷点下3度しかない。いくら丈夫なトドマツでもこの時期に植え替えをしては枯れてしまうだろう。

軍事境界線そばの北朝鮮側の山 © RogerShepherd@HikeKorea
軍事境界線そばの北朝鮮側の山 ©RogerShepherd@HikeKorea