木1本植えるたびに支え木3本を切る

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咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋によると、「植樹をしろ!」と上から指示が降りてきたが、木の苗が供給されない。そこで、とりあえず山に行って使えそうな木を運び出して工場や企業所の周囲に植えているという。

直径1.5メートルほどのトドマツを60~70里(24~28キロ)離れたところからソリに乗せて運び出す。1回に載せられるのは7本。ところが、そのうち5本は植樹した木を支えるために切り出したものだ。つまり1本植えるたびに3本の木が切られてしまう計算になる。

咸鏡北道の別の内部情報筋は「うちの地方ではまだ雪も溶けていないのに植樹に駆り出されているが、こんな時期にいい加減な植え方をしているので木が育つわけがない。地域の実情などおかまいなしで中央が指示を出す」「人々は『木を1本植えるために10本を切る』と皮肉っている」と語った。