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北朝鮮の朝鮮社会主義女性同盟(女盟)の第7回大会が、首都・平壌で行われる。5年ぶりとなる今回の大会は、今年1月の朝鮮労働党第8回大会で金正恩総書記が示した国家経済発展5カ年計画の目標達成を推し進める機運を高めるためのものだ。

一方、同大会直前の15~18日には朝鮮労働党の第8期第3回総会が開かれた。この過密なスケジュールは、大会の運営に悪影響を与えているようだ。

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デイリーNKの北朝鮮国内の情報筋によると、女性同盟の大会参加者には、全国の道、市、郡、区域、洞(末端の行政単位)の女性同盟の責任イルクン(幹部)のうち、最高指導者に会った経験を持つ1号接見者や、愛国功労者、子どもを多く出産した女性、革命史跡を管理する組織のイルクンなどが選ばれることとなった。ただし、結核や肺炎を患ったことのある人が対象から除外された。新型コロナウイルス対策の一環だろう。

参加者は今月10日から13日の間に平壌に到着し、1日2回以上の自主健康管理を行うように指示された。また、毎日新しいマスクが着用できるように、個人的にまたは組織で用意するように言い渡された。さらには4人1組で、互いの健康状態を監視する体系も立ち上げた。

選ばれた人々は道庁所在地に集まり、出発する日を待っていた。しかしどういうわけか、待てど暮らせど平壌行きの専用列車、バス運行に関する特別指示が中央から下されないのだ。

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ある道の朝鮮労働党委員会宣伝部は、平壌に何度も連絡したものの、その度に返ってくるのは「待て」という返答ばかり。そして15日になってようやく平壌行きのプランが示された。

プラン1は17〜18日に、プラン2は19〜20日に平壌に向かうというもので、これらの日に専用列車、バスを運行せよとの指示を意味する。

党の総会と女性同盟の大会の開催時期が重複するとなると、大量の人が平壌にやって来ることになり、コロナ対策は緊張せざるを得ない。

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しかし、そうなることは最初からわかっていたはず。甘々なイベントのスケジュール管理のせいで、出発が1週間も遅れることとなり、その間の参加者への宿泊、食事の提供、コロナ対策は、地元の党委員会が担う形となった。

ただでさえ財政難に苦しんでいるところに、負担を押し付けられた党委員会の内部からは「働き手が不足している中で、多くの人を足止めにして労働力を無駄にした、中央の宣伝部行事処の過誤ではないか」「宣伝部行事処の責任者は処罰されるべき」などと、不満の声が上がっている。

ただ、参加者の出発遅延には、スケジュール管理以外にも、別の問題の存在が考えられる。おりからの食糧難で、平壌市民への食糧配給が欠配する中、数多くの大会参加者に提供する食糧をかき集めるのに苦労しているのかもしれない。

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